
パーマ、ウェーブのかかった髪を描いてみる 1巻き目
髪の裏表『帯び返し理論』について
髪、特にパーマ、ウェーブ、のかかった髪は、全体で見るとごちゃごちゃしていて描きづらいと思ってしまいますが、房で分けて考えるとどうでしょう・・・ まとまった房が見えてきませんか?
髪も『房』というパーツで分けて考えれば描きやすくなるとおもいます。
今回は『パーマ、ウェーブ、のかかった髪』の考察や実際に描いてみたいと思います。
風になびく髪や、ウェーブ(パーマ)のかかった髪や、縦ロール(所謂ドリル)を描くときには『 帯び返し理論』を使います。
『帯び返し理論』とは帯状の長方形(ここでは紙と仮定)を捻った状態での表と裏を表現するための理論だと筆者は理解しております。
長方形の紙の最下部を180度回転させると、真中あたりでよじれ紙の裏側が見えます。(実際に紙を長方形に切ってやってみると分かりやすいと思います。
これを髪の毛に当てはめてみます。
左側は髪が風になびいて、髪の房の裏側に当たる部分が見えている状態を表しています。
右側はウェーブのかかった髪を現しています。
このように『帯び返し理論』を使って様々な表現が可能になってくると思います。
『帯び返し理論』は常に立体を意識して描いていきますが、途中で分からなくなってしまう場合は、紙などで実際に作ってみて、それを参考に描くと分かり易いかもしれません。(簡単なやつ限定で・・・)
実際にいろいろな髪(パーマ、ウェーブのかかった)を描いてみたいと思います。
1巻き髪
ロッドに1巻きした状態でできたウェーブを描いてみました。
ツインテール、ポニーテール、おさげ髪などに使えます。
錐もみドリル
鬢髪(びんぱつ)耳際の髪に使えそうです。
もう少し、巻きを大きくして胸元まで伸ばすと良い感じかも!
縦ロール円錐ドリルその1
ツインドリルに!
鬢髪(びんぱつ)で、緩い巻きで胸元まで持ってきて先端につけると面白いかも!
縦ロール円錐ドリルその2
鬢髪(びんぱつ)
後ろ髪に使えそうです。
縦ロール乱巻きドリル
鬢髪(びんぱつ)
後ろ髪に使えそうです。
縦ロール円筒ドリル
鬢髪(びんぱつ)
後ろ髪に使えそうです。
ここに挙げたのはほんの一部ですが、基本的な描き方はどれも同じだと思います。
立体を意識し、線の辻褄を合わせる・・・まぁ、それっぽく見えるならそれでも良いのかもしれませんね^^;
※ウェーブ、髪型などの名称は筆者が便宜上使いやすく分かりやすいものを使っております関係上正式名称ではない場合がありますのでご注意ください。
・・・実際に描いてみるとなかなか難しいものですね・・・(汗;)。
実際のところウェーブなどは面倒くさそうなので敬遠していました^^;
が、描いていくと「ああでもない、こうでもない」とやっているうちに10時間以上経過していたり・・・なかなか奥深いものがありますね。 こうしてみると、『ドリル』も良いものだなと実感しています。・・・では^^b
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